隔離スレSS総集編Vol.8

■戻る■
作者
名も無き冒険者
出所
(隔離3)533-536
登場人物
ガッデム
レイチェル=セルフォート

空が夕焼けに染まり始めたころ、レイチェル=セルフォートは宿への道を急いでいた。
先程までいた繁華街とは違い、この辺りは人通りも少ない。女が一人歩きするには少し危険
かもしれなかった。
暗くなる前には帰らなければ仲間も心配するだろう。
レイチェルは仲間とともに食べる夕飯について思いを馳せながら、ふと顔を上げて、前方に
ある人影に気づいた。
遠目にも相手がかなりの巨漢である事が窺える。レイチェルの体に緊張が走った。
レイチェルはなるべく相手を見ないようにして距離をとりつつ、足早に過ぎ去ろうとした。
「レイチェルさん」
距離が数メートル程に近づいたとき、相手が自分の名前を呼ぶのが聞こえた。思わぬ声に
レイチェルはぴくりと震える。
恐る恐る眼を向けると、何のことは無い、以前武器の製作を請け負った事のあるガッデムの
姿があった。
レイチェルは見知った顔に、知らず詰めていた息をほっと吐き出した。
「ガッデムさん。こんな所でどうかなさいましたか?」
「ええ、少し、あなたに用がありまして」
小首を傾げて見せたレイチェルに、ガッデムは歯切れ悪く答えた。
「少し付き合ってももらっていいですか?」
「・・・はい。少しだけなら」
自分に一体何の用だろう。また製作依頼だろうか?それにしては様子が違うような気がする。
そんなことを考えながらレイチェルはガッデムを窺う様に見上げたが、そこから表情を読み取る
事は出来なかった。
ガッデムはレイチェルの腰に手を回すと、どこかへと歩き始めた。
レイチェルはその手の感覚に多少の不快感を抱きながらも、これから起こる事を疑問に思わな
かった。
まだ若いレイチェルはそういう目にあったことが無かったし、親しいとはいえないまでも、
相手が知り合いであることに安心しきっていた。
これから起こる事を知らないレイチェルは、ただ用が早く済めばいいと、そう思っただけだった。


連れて来られたのは倉庫のようなコンクリート張りの建物で、どうやら長い間使われていない
らしく、砂埃が積もっていた。
こんな人の来ないような場所での用とやらに、レイチェルは流石に危険を感じた。
ガッデムの手はまだ腰に回されたままだ。
「・・・用ってなんですか?」
言いつつレイチェルはガッデムと距離をとろうとした。それを感じたガッデムはすかさず手に
力を込めて引き寄せる。
レイチェルは抱き込まれる形になった。とっさに前に出した手は、ガッデムの胸に触れて堅い
筋肉の質感を伝えてくる。
逃げなければと思えど、明らかな体格差を前にレイチェルの身は竦んでしまった。
ガッデムの胸に当てられたままの手がかすかに震えている。
「ふふ・・・恐がらなくても良いんですよ。やさしくしてあげますから」
ガッデムはクスリと笑うと、まるで宥めようとでもするかの様に背中に回した手をゆっくりと
滑らせる。
「や、は・・・離して!」
レイチェルはびくりと反応して、それからおもむろに暴れだした。
ガッデムは一度レイチェルを胸に押さえ込むと、軽々と持ち上げて地面に横たえた。
抗おうとする手首を掴んでレイチェルの体に跨り、顔を近づける。
ガッデムは堪らず顔を背けたレイチェルの頬に口付けを落とした。そのまま移動させて耳たぶを
食む。
「・・・っ!」
ガッデムが耳の裏を舐めると、レイチェルは身を震わせて、首をひねった。
開いたままだった扉から差し込む夕焼けが、オレンジ色のパーカーの襟から覗く白いうなじを
淡く照らす。
そこに惹かれるようにガッデムは口付ける。
ガッデムはレイチェルのあごに手を掛けてこちらを向かせると唇を押し付けた。
もう片方の手をパーカーの裾から忍び込ませて、滑らかな肌を撫でる。
「んっ・・・」
思わず開いた口の中にガッデムの舌が入り込んだ。
ガッデムは口腔内で縦横無尽に舌を遊ばせ、服の中で手を這わせた。
あごに掛けていた手を離して首の後ろに差込み、背中と地面に隙間を作ると、服の中の手は
一度ブラジャーの上から輪郭をなぞるように動き、背中に回ってホックを外す。

 
緩められた紐の隙間に手を差し込んで、触れたレイチェルの柔らかな乳房を緩く揉む。
レイチェルは沸き起こる感覚を認めたくなくて、眉をひそめた。
「やめ・・・っ!」
止めさせようと伸ばしていた手が、乳首に触られた衝撃を前に、強張ってガッデムの袖を握る。
ガッデムはパーカーのすそを捲り上げると、レイチェルの胸元に顔をうずめた。
「はっ・・・ぁ・・・」
紛れようも無い快感に、レイチェルの呼吸が乱れ始める。
このまま男に犯されてしまうのかと思うと、やりきれなさに涙が滲んだ。
ガッデムはピンク色の乳首を舌で転がし、身体をまさぐる手をジーンズに移動させた。
ベルトを手早く外し、チャックを下ろす。レイチェルの抵抗する間もなくショーツごとズボン
をずり下げて、露わになった茂みを撫でた。
レイチェルは大事な場所に触れられる感触にびくりと震える。
「ひっ・・・あ、あぁ!」
ガッデムが敏感な粘膜を擦ると、レイチェルから声が漏れた。
下の口からはとろりとした透明な液体が。
「あぁ・・・あ、やめてぇ・・・」
入り口を指の腹で何度も撫でられて、耐えようの無い快感が広がる。
ぼやけかける理性はその指から何とか逃れようと働きかけるが、粘膜を擦られる快感がそれを
邪魔する。
レイチェルの意思とは逆に、今や襞は男を欲しがってヒクヒクと痙攣を始めた。
ガッデムは指を割れ目に入れた。充分に濡れたそこは暖かくガッデムの指を包み込む。
指は弧を描くように内側をなぞって、レイチェルのそこを欲望の挿入に慣れさせようとする。
「ふぅ、う・・・・・ぃやぁっ・・ぁあ・・・」
指がもたらす快感にレイチェルは頭を仰け反らせた。コンクリートの床が頭を擦るのを意識の
隅で感じる。
ピチャピチャと濡れた音が壁に反響して卑猥に響いた。
「ぁ・・・」
ふいにガッデムの指が抜かれて、レイチェルは思わず喪失感に切ない息を漏らした。
ガッデムは身を起こすと、張り詰めた前をくつろげて、取り出したものにスキンを被せた。
レイチェルは目に映った大きなモノに息を引きつらせる。
恐怖におびえる一方で、快感に翻弄された身体はガッデムの挿入を望んでいた。
ガッデムは脚を開かせて間に入り込むと、一気に突き上げる。

 
「あぁぁっ!」
身体は待ち望んでいた感覚に、悦びの声を上げた。
ガッデムが突き上げるたびにレイチェルの理性の叫びは弱々しくなっていく。
「あぁ・・・ん」
レイチェルは知らず陰核への刺激を求めて腰を揺らした。ガッデムの雄が膣の中でその質量を
増す。
静かな倉庫に二人の息遣いと結合部が擦れる音が響いて、快感への意識を敏感にしていく。
絶頂が近づいたガッデムは腰を数回大きくグラインドさせて欲望を放つ。
「あぁ!はあぁっ・・・・・!」
強すぎる快感に悲鳴のような喘ぎを上げると、レイチェルは襞を何度も痙攣させて果てた。
すっかり暗くなった倉庫の中で、二人の荒い息が静かに響いた。
 
■戻る■
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送