アストローナ文献集

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名称
アストローナ英雄伝説9巻205〜206
発見場所
16-245
呼び出しを受けて、鞘むぅの前にあらわれた倉臼は、
不安と不満と期待とに、表情を三等分させていた。
不安と不満は、ゴミ送りの功績を諸参加者が賞揚しないからであり、
期待は、武人以外の資質を鞘むぅには認められていると信じていたからである。
だが、鞘むぅは、彼を、LV覇者の陰謀に便乗してイラに反逆を使操し、
自己一身の利益をはかった罪人として、きびしく弾劾したのだった。

「倉臼、卿は戦術家としてもDK研究家としても将来を期待された人材だ。
他者を裏切り、策略を弄さずとも、いずれ、より高い地位と強い権限を掌中に
おさめえたであろうに、惜しむらくは、自らの才略に溺れて晩節を汚したな」

死を示唆する鞘むぅのことばが、倉臼の体温を低下させた。
冷たい汗が内側からシャツを濡らした。
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